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積み漫画となっていた、手塚治虫氏の作品「アドルフに告ぐ」を、ゴールデンウィークの空き時間を利用してようやく読むことができました。 手塚治虫先生の後期の作品…とのことなのですが、そういえば、手塚治虫先生がどういう順序で各漫画を描いていったのか、よく知らなかったりします。 もちろん、鉄腕アトムであるとか、リボンの騎士であるとか、ブラックジャック・三つ目がとおる・火の鳥 等々…数々の名作を生み出しているというのは知っていますが、その順序はよく知らなかったのです。今度、順序も調べてみようかと思います。 数々の名作を生み出しているだけでなく、日本の漫画の様々な「描き方」を初めて実践した人であることも知られており、現代の漫画技術の様々な基礎を作り上げてきた人でもあります。 (ただ、絵を描くことを引き受ける際に、大変安価で引き受けてしまったため、それが後の世の慣例になり、現在の絵描きの方々の収入が極端に低い状況を作ってしまった元凶なのではないかという話もあり) まぁそれはさておき。 先日、あるラジオ番組にアニメーターの方がゲストで来られた際、手塚治虫先生の事についても触れられていました。 なんでも、手塚治虫先生の絵の描き方は、ディズニーのアニメのように「動きを感じることができる絵」なのだとか。 そのため、この作品も、それを意識しながら読んでみました。 なるほど。派手な表現、伸びた腕・足など、動きを大きく感じさせられます。これは静止画ではなく、動画なのかもしれません。 この描き方って、後の世の漫画家さんには、あまり引き継がれていない気がしますね。 それはともかく、話の内容の方。 戦前・戦中のドイツ・日本の様子が描写されており、当時を伝える資料としても、読み応えのある話になっていると思います。 特に最近、「共謀罪」関連で世の中が騒がしくなっている今、同じように「一般の人に波及することは無い」と説明されて成立した「治安維持法」が、その後どんな風に運用されてきたか・・・という視点で観ると、グッと身近な話題として感じられるかもしれません。 なーんてね。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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