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■フリーソフト収録雑誌とエロコンテンツの相性を考える

2017年 1月20日(金) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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以前、フリーソフトの雑誌収録が多かった時代、収録誌は大きく4つに分類できたと思う。

1.純粋なPC雑誌。技術情報やDOS/Vパーツ情報も扱う。

2.面白コンテンツを扱う雑誌。不条理ムービーなども一緒に収録。

3.悪用厳禁を前面に押し出すタイプの、ちょっと悪びれた風を装う雑誌。

4.エロコンテンツを一緒に扱う雑誌。

1〜3あたりは、なんとなく制作事情が分かるような気もするわけなんだが、4のエロコンテンツが、どうしてフリーソフトやシェアウェア等と共に収録されることになったのか、少し不思議に感じた。

まぁ、これが、大学生になったばかりの多感な時期の自分に、十分なエロコンテンツを提供してくれていたから、自分にとっては非常に意義のあることだったのは事実だが、一般論としてはどう結びつくのか。

ちなみにこれらの雑誌では、いわゆる着エロ的なコンテンツだったり、アイドルの紹介写真や紹介ムービーも載せつつ、裸女性の写真やムービーを100枚くらい載せていた感じ。

当時の付録メディアはCD-ROMが一般的だったので、さほど画質は良くなかったかもしれない。

また、当時はOSにフォトビュアーのような写真を次々に閲覧するソフトが標準で付いていたわけではなかったためか、専用のフォトビュアーを無料で付属する雑誌もあった。

考えてみると、世の中の様々なメディアはエロと共に進化したと言われており、VHSにしてもPC98にしても、エロコンテンツがその発展に一定割合で貢献したことは間違いない。

なので、フリーソフト付属雑誌がエロコンテンツの効果に期待していたとしても不思議ではない。

もう一つ、袋とじの代替という手段として、というのもあったかもしれない。

エロ本の袋とじ部分は青少年の憧れの的だったわけだが、効率よく隠し、かつ、確実に読者に購入してもらうには、やはり袋とじなんかにするよりは、CD-ROM付属にした方が良かったのだろう。

袋とじだと、やり方によっては上や下から覗くことができてしまう。青少年に立ち読みを許してしまうことは良くないし、立ち読みだけで雑誌が買われないと、売上につながらない。

CD-ROM付属なら、中身を見るには、雑誌を買って帰り、自宅のPCにCD-ROMを挿入しないといけない。フリーライドは防げるわけだ。

今は、フリーソフト配布もエロコンテンツも、ネット配信がメインになって、誰もが、青少年であっても入手しやすい状況になっている。

当時を考えると、フリーソフトもエロコンテンツも、青少年に入手しづらい状況は、一種のノスタルジーを感じさせてくれる事だったなと思えてくる。





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