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■「うるう秒を1月1日にしよう」と決めている人は誰なんだろう

2016年11月 9日(水) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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顔の内側の痛みでのたうち回っていたときに、こんなニュースがありました。

元旦「うるう秒」でエンジニア悲鳴 「年末年始がなくなる」

「うるう秒を1月1日にしよう」と決めている人は誰なんだろう?とふと、疑問が沸きました。

政治家的な人で、「うるう秒」が誰にどう影響を与えるかよく分からないまま、「1月1日ならばみんなお休みだから、影響は少ないんじゃないか」とかを、平然と発言してのけるようなオッサン集団とかで決めているんでしょうかね。

会議は口をぼーっと開けて参加して、夜には無駄にブランデーを飲んでいそうな。世の中の趨勢には関わりませんみたいな。

誰が決めているのかを検索したら、すでに調べている人がいて、パリにある国際地球回転・基準系事業(IERS)という機関というところだそうです。驚くべきことに、挿入タイミングは、世界標準時で 12/31 23:59:60 か、6/30 23:59:60 のどちらかと、すでに決められているとのこと。

いつ決められたことなのかわからないけど、2回に1回の割合で、正月にエンジニア達が出勤することは揺るがないことのようですね。

いや、揺るがない、なんてことはないだろう。

上のルール(2回に1回の割合で、正月がエンジニアの出勤日になる)を決めた頃は、まだコンピュータによるシステムが少なかった時代なのかもしれない(現行制度が1972年に始まったので、このルールを決めたのも1972年ごろ?)。

今の時代、コンピュータのシステムが狂うことによる影響が、世界に与える影響が大きいことは明らかなのだから、上記のルールの12/31 23:59:60 というのを外すとか、別の日に改訂するとかいったことをすべきではないでしょうかね。

誰か、パリにあるIERSなる組織に、権威あるエンジニアを参加させてくれはしませんかね?

Wikipediaによると、うるう秒を廃止すべきという議論もあるのだとか。システムが狂って、最悪、人名を損なうリスクにもなるから、という理由で。

ただ、長期的に見れば、うるう秒を廃止することで昼夜逆転現象も起きかねないので、廃止というのは乱暴な議論でしょうね。

せめて、うるう秒の挿入スケジュールを、エンジニアに優しい日に調整するとかくらいの、マイルドな議論で良いと思うんですけどね。

正月の出勤がなくなるということは、休日出勤費用を出さなくてよくなるという、経営にも優しくなるということにもなりますし。

いいことずくめな気がしますけどね。




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