INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■IT化された部分でなくて、人間の動きに議論のフォーカスを2015年 4月17日(金) 0:00:00 [さくらのブログから転記] |
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今日は、一昨日の記事の補足的な内容の記事を書こうかなぁと。 なんでも一般化させて、時には迷宮入りさせる事で気持ちよくなる人がいるという話を。 誤検知関係の話をすると切って、必ずと言って良いほど、この話を一般論に昇華させてしまい、「誤検知はなくならない」という話をし出して、得意げに物事を迷宮入りさせるのが好きな人が出てくる。 そうではなくて、一昨日も述べたとおり、機械による自動判定の誤検知を完全に無くそうとか、自動判定が完全悪だとか、そんな事に議論のフォーカスを当ててもダメでしょう。 (もちろん、そこにフォーカスを当てる議論も大事なことはあるけど、我々が今できることは、そこではない) 結局はその後の人間の対応が、どうなのか、という問題の方が重要。 誤検知の件の時も、メーカーに問合せた時の窓口対応は無茶苦茶だったし、原因が仮判明した後の動きもダメだったし、その後の1年間の担当スタッフの動きもダメだった。おそらく良い動きをしたのは、役員クラスの人達か。 誤検知が起きるのは仕方がないとして、起きた後に、『人間が』何ができるかが問題。 誤検知が起きるのは仕方がないとして、誤検知だと判明した後、それをいかに迅速にリカバリし、被害者をケアしていくかが問題。 ただ、今回の場合、「技術レベルも高くなければならないセキュリティベンダー」であるという事情もあり、最初のURL文字列処理バグのこともずいぶんとフォーカスされた。もちろんそれはそれで追及されるべきだろうけど、基本的に、完璧ではない人間が作るプログラムなのだから、100%の精度を求めるのは無理があるし、検定基準が考え方や時代により変わってくるという事情もある。 だけれども、その検定基準をもってしても、明らかな誤検知が起きたときは、人間によるリカバリとケアが必要。 事後の人間の処理が大事。 一度誤検知が起きるのは良いとして、その誤検知を繰り返させるのも人間だし、事態の隠蔽を図って被害者に苦労をかけさせるのも人間。 もしあの時、人間がもっと適切に対応していれば、あそこまで事態は悪化せずに済んだだろうと思う。 なので、誤検知をゼロにするために何ができるかを考えるのではなく(どうせ判定基準の話が出てきて迷宮入りするのがオチ)、誤検知は無くならないとして割り切って、起こしてしまった後にいかにして人間がフォローできるか、その体制を人間がどう整えるか、人間の窓口をどう整えるか、こそが重要かと思います。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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