INASOFT 管理人のひとこと


フリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。
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■当たり前だが、収益のパイは奪い合い

2015/ 2/14 0:00:00


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あるブラウザが、サイトに設置された広告表示を妨害し、サイト運営者やソフトウェア作成者の収益を妨害する一方で、自らに金銭を支払う企業の広告は表示させたり、あるいは特定の企業の検索エンジンをデフォルトにしたり…なんてことが起きたりしていましてね。

ふと思い出したんですが、家庭用のテレビ録画のためのハードディスクレコーダーがCMカット機能を装備したとき、CMカット機能の売り込みにテレビCMは使われたのか?という問題がありましたっけ。
民放テレビ局は、そのメーカーのレコーダーのCMを流すのをストップしたって話も聞きましたっけ。

消費者(視聴者)にとっては、CMのスキップはうれしいので、レコーダーのメーカーに金銭をはらってレコーダーを購入するわけですが、一方で、民放テレビ局は収益を失うわけです。

他社(他者)の収益を失わせることで、自社(自分)の収益を増加させる。
「無償サービス提供+広告配信」のモデルから広告配信を取り除いたり、民放テレビ放送からやCM放送を取り除いたら、ユーザーや視聴者は、いわゆるフリーライド(対価を支払わずに便益を享受する)になっちゃうわけですが、人々をそう仕向けることによって、自身の利益だけはちゃっかり確保しちゃおうというあざとさは、現在のマネー社会は限られた収益のパイの奪い合いなんだなぁということを、まじまじと感じさせてくれます。

うちのサイトも、フリーソフトを公開する一方、広告を表示して、費用の一部に充てているわけですが、近年ガッツリとその収益が減っているのは、そういったフリーライダーたちの存在があるんだろうとは思います。
残念ながらここのところ、寄付金は全くといっていいほど入ってこないので、広告表示の強化か、あるいはソフト同梱型かなんかによる収益維持を図らなければならないんじゃないかとビクビクしているところではありますが、限られた収益パイの奪い合いという観点を考えるならば、防戦一方になるのではなく、こちらからも攻勢を仕掛けるような、すなわちフリーライダーを増やしているブラウザ開発者への攻撃(というと大げさですが)を仕掛けるような、一考があってもよいのかもしれません。

何せ、先に攻撃を受け、こちらから奪われているわけですからね。奪え返すために攻撃を仕掛けるというのは、ありなんでしょうね。





ただ、ちょっとだけ問題があって、アドネットワークだかなんとかネットワークだか、広告採用の自動化が極端に進みすぎたせいで、不正広告があまりにも入り込みすぎてる。
数年前までは正常な広告しか配信しないと思われていたGoogleですら、ダウンロードボタン広告みたいなのを配信するようになっちゃいましたからね。 悪質なものなんかは、カウントダウン秒数まで表示するダウンロードボタン広告みたいな。

Google自身が採用している広告ではなく、アドネットワークだかなんとかネットワークを通して、ほぼ自動的に配信されてくる広告だもんだから、検閲の目が行き届かなくなっているんだろう。 ブロック対象を探すこっちも、イタチごっこ感は否めない。
URLをちょっとずつ変えて、毎日違う広告IDで同じようなものを配信してくるからな。

Yahoo!に偽銀行の広告が表示されたことも然り、窓の杜にダウンロードボタン広告が表示されることも然り、表示側は表示側で、極端な自動化に頼らない仕掛けが必要だろう。

極端な自動化というと、ちょうど一年前、ようやく解決を見た、ウイルス対策ソフトによる不正検出が一年半以上続いた問題、あれを思い出すけど、
とにかく、なんでもかんでも効率化を求めて自動化をしていくうちに、ある線を越えて自動化を推し進めすぎると、ロクでもないことがおきる、よい例なんじゃないかと思う。
ウイルス対策ソフトの検閲対象にしても、広告配信ネットワークの自動化にしても、極端な自動化の推し進めすぎが、現在のような状況を招いているんだろう。


明日は、悪質広告についてアレコレ書いてみようと思います。



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