INASOFT 管理人のひとこと

1月31日の記事の続き。

今度は、あえて持ち歩こうとするのではなく、持ち歩かないことに意義は見いだせないか、考えてみることにしました。

スティックPCはかなり省電力な作りになっているため、自宅で丸一日起動しっぱなしにして、外出先からアクセスして使うようなやりかたができないかな、と。

ただし、前回書いたように、動画再生など、少しでも重い使い方をすると、あっという間に加熱して、CPUパワーがガクンと落ちてしまう有様。サーバ的な用途には絶対に向きません。

というか、何かの拍子にCPUパワーが落ちてくれなくて、加熱が続き、無人の自宅で煙を吐いて燃え始めでもしてしまったら一大事です。

「ノートPCをサーバーにして大惨事になった話」という事例もあることですし、こういった用途には非常に慎重になるべきでしょう。

というわけで、スティックPCは、ルータやモデムを冷却している卓上扇風機エリアの近くに設置することにしました。

が、ここで問題発生。このスティックPCは、モニタにHDMI端子を差し込んでいない状態だと、画面が真っ暗になってしまうのです。

（Google Chromeのリモートデスクトップアプリを使った場合の話。Windowsのリモートデスクトップサーバ機能ならこうはなりません。が、Windows 8.1 with Bingにリモートデスクトップサーバ機能は付属しません）

仕方がないので、長めのHDMIケーブルを買って来て、冷却エリアまで延ばすことにしました。

HDMIケーブルは「オス－オス」のものばかりしか売っていないため、「メス－メス」変換のためのグッズも同時に購入しました。

ここでも問題発生。

Windows 8.1でが、マウスが接続（認識）されていないと、マウスポインタが表示されません。Google Chromeのリモートデスクトップアプリの機能が半分、使い物になりません。

（加えて、マウスポインタが表示されない状態でGoogle Chromeのリモートデスクトップアプリを繋ぐと、どういうわけだか画面が真っ黒の状態になってしまうことがある。原因は不明）

というわけで、予備のマウスを接続することにしました。これで問題なく画面も表示され、マウスも表示されるようになりました。

さて、この状態で、外出先より、iPhoneを使ってリモートデスクトップ接続をテストしてみました。

快適に使えます。まぁ、家の中で机の前に腰を下ろして使うときほど快適というわけではないですが、まぁまぁなんとかなる感じ。

ところで気になるのは通信量。10分ほどのお試しで、4.6MBの通信量となりました。

確か、docomoのXiのパケホーダイプランでは、一月あたり7GBを超えると、データ通信速度に制限がかかってしまうんでしたっけ。

1日10分＝4.6MBを31日同じペースで使った場合、142.6MBとなるので、まぁ、7GBを超えることは無さそう。

とはいえ、使いすぎは禁物ですね。

外出先から自宅内のPCにアクセスする用途は、真にやむを得ない事情の時に限るのがよいでしょうね。セキュリティ的な怖さもありますし。

あと気になるのは、スティックPCの電源を付けっぱなしにして置いた場合の消費電力でしょうか。

こちらの記事によれば、一月あたり74円程度(1日24時間で31日使用した場合。消費電力は平均値の5ワット、1kWh＝20円で計算)とのことなので、消費電力としては問題ないですね。

（ちなみに、サブPCである VAIO P を常時立ち上げっぱなしにした場合の消費電力は、一月あたり100円～129円だそうなので、これもまた微々たるものではあるんですけどね）

次はどんな使い道を考えてみようか。