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■ポイントカードとプリペイドカード

2014年10月19日(日) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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最近、ポイントカードやプリペイドカードや、それらが一体になったカードを採用するお店が多くて、ちょっと管理が大変。
まぁ、だいたいはSuicaとTポイントカードとnanacoに絞ってしまっているわけだけど、悶々とこれらのことを考えていたときに、こういうのって、メリットは何だろうな?というのを考えていた。

ポイントカードは、「ポイントをためる」という行為によるお得感の演出だったり、購買欲の創出だったり、色々あるわけだけど、いくらポイントが溜まってお得とかいったところで、やりとりされる金銭のパイは変わらないわけだから、そのお得なったポイント分の費用はどこから得ているかというと、やっぱり消費者からもらっているはずなのだ。

なんだかんだで、消費者は費用への上乗せという形が行われているはず。加えて、カードのシステムを導入する際には初期費用がっかったり、カードの発行にもそれなりにお金がかかったりするはずで、それらは全て、消費者へ転嫁されているはず。

添加された分は、ポイント還元で戻されるはずなわけだが、となると、ポイントカードが存在するのにポイントカードを利用していない人というのは、ただ損をしているだけという存在になっちゃうんだろうか。なんか、理不尽きわまりない。

ただ、あれか。購買欲創出による収入が、その費用を上回れば、あるいは、誰も損をしない状態になっているのかもしれない。ここまで行けるポイントカードって、かなり限られてくるんだろうなぁ。

プリペイドカードについては、予めまとまった金額を徴収しておき、それをちょっとずつ消費していくわけだけど、消費者にとってのメリットは、細かい(1円単位)金額を財布から出し入れする必要がないというメリットがありそう。まぁ、微々たるメリットだけど、けっこう面倒くさいですからね。特に、消費税があるせいで、細かい金額のやりとりが頻繁に発生しますから。

お店にとってのメリットは、物を売る前から、ある程度まとまった現金が手元に来ることでしょうか。
ちょうど、クレジットカードの逆(購入行為が行われた次の月とかに、実際の現金が手に入る。決済時から遅延して、現金入手となる。店側にとっては、それまで無収入状態となる)でしょうか。決済のはるか前の時点で、現物の現金が入手できる。

現物の現金が入手できて、そこからプリペイドカードのシステムの導入費用を差し引けば、後はその残った金額で投資できたりしますね。

飲み屋なんかで、「一人4000ね~」と言いながら30人の人からお金を集め、集めた人はクレジット決済するみたいな感じでしょうか。クレジット決済しても、実際に引き落とされるのは翌月だし、1回払いなら手数料もかからないし。そうなると、その一ヶ月間は12万円の浮いたお金が手元にあることになる。毎月飲み会を開けば、浮いたお金だけで生活できる…みたいな「キャッシュフロー」のお勉強に出てくる、あのパターンのでかいバージョンとでもいいましょうか。

さて、消費者にとってみると、こういうポイントカード・プレイペイドカードの類いは、少ない枚数にまとまっていた方がうれしいわけだけど、システム構築社の観点からすると、むしろ分散していた方が良いのかもしれない。

なぜなら、世の中に1つのポイントカード・プリペイドカードのシステムしかなかったら、1回受注して1回開発したら、あとは保守するしかなくて、その仕事をいただくには、かなり熾烈な戦いになることは間違いない。

逆に、何千社ものデパート・コンビニ・鉄道業者等々が、別々にポイントカード・プリペイドカードを導入したならば、それらすべてから受注の機会が得られることになるので、容易に受注活動ができそうな気がする。

…とか、変なことを悶々と考えておりました。





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