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■二院制とねじれ、安定と独裁

2013/ 7/28 0:00:00


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この記事を読ませていただきました。
内田樹の研究室 - 参院選の総括

中学生の頃から、もやもやと悩んでいたことが解消した気がしました。

公民の教科書では、二院制について「重要な法案を2つの視点から慎重に審議するため」のもので、「日本の立法機関として重要なことである」と教わってきていました。

ところでここ最近は、衆議院と参議院では、意見の異なる2つの集団が、それぞれで多数派を占める状況となっており、それは「ねじれ」と言われ、忌み嫌われる状態となっていました。

でも、当初聞いていた二院制の存在意義からすれば、これは忌み嫌われるどころか好ましいことであるはず。
公民の教科書で書いてあったこととは逆の価値観を、テレビや与党関係者は言っており、ここのところ混乱していました。

同じ事は「財務省と日銀」の関係も言えるかもしれません。どちらも同じく国のトップレベルの期間で、どちらのリーダーも首相とか内閣が指名して(日銀総裁は国会の同意が必要)決めるわけで、同じ方向を向いてすばやく意思決定するのが良いことが明らかなのに、違う方向を向いて、あーでもないこーでもないと、一種ムダとも言える議論を繰り返したりとかして。
(ってか、日銀って、財務省の天下り的なイメージが強いし)

でもこれも、重要な事項を、2つの視点から慎重に議論するシステムの表れなのかもしれないと思うと、そうなのかな、と。



あ、いや、ちょっと違うのかな。

古来の日本でも(本来なら同一な一族であるはずの)天皇派と上皇派に分かれた争いがあったりとか、現代日本でも社長派と会長派に分かれた争いがあったりとか、そういう派閥的な意味合いもあるのでしょうか。

ああ、そう考えると、衆議院と参議院のねじれも、派閥(というか、この場合は党と呼ぶべきでしょうか)に分かれた争いの一種かもしれませんが。

それはともかくとして、本来慎重に審議して決めるべき国の政策にも、グローバル化の流れ等が迫ってきていて、スピード化・短期決戦化の波が押し寄せているということなんでしょうね。

そういえばここのところ、1年間で成果を出せなかった首相が、1年単位で次々と交代していますし。

そうなると、すばやい意思決定のできない行政は役に立たないわけで、スピード化重視の行政ができあがるのが良いことなのかもしれません。

与党が国会運営を行うために必要な議席数を「安定多数」と呼ぶそうですね。
さらに、すべての常任委員会の委員長を独占し、各委員会での委員の過半数を占めている状態を「絶対安定多数」と呼ぶのだとか。

「安定」と聞くと、聞こえの良い言葉ですが、逆に言えば「独裁」とも取れるわけで。
1つの物事には表裏の2面の解釈があるわけですね。そりゃ、権力者にとっては「安定」って言葉の方が響きが良くて使いやすいだろうから。そういえばテレビでも「安定多数」って言葉をよく聞きますね。逆に「独裁」ってあまり聞かない。

「独裁」の方が、まぁたしかにスピーディって感じはしますね。意思決定までの手順が短いから。
逆に、恐怖政治のイメージもありますね。ちょっとした意見の差異も許さない。すぐに粛正!みたいな。

スピード化重視の裏面は、暴走の恐怖なわけですね。
ややこしいですが、とりあえず今回の参院選により、「スピーディかつ暴走恐怖」の状態に突入していることは認識しておいた方が良いんでしょうね。

まあ、色々危機感はあるものの、ここのところの6年間(でしたっけ?)で、次々と政権が変わる政治は飽き飽きしていましたし、ここらへんでじっくり腰を据えて政治をやってもらうのは、アリかなぁとは思っています。
また閣僚の不祥事とか、なんとか還元水みたいな事件が起きないといいんですけどね。


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