INASOFT 管理人のひとこと


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■誤検知が起きたときに謝るのは誰であるべきか

2013年 3月22日(金) 12:01:48 [さくらのブログから転記]



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そういえば、トレンドマイクロのウイルスバスター等による誤検知が起きたとき、一般利用者に謝るべきなのは誰か、という問題がありました。

思い出してみると、自分のサイトが誤検知を食らったときは、最終的には「ユーザーの皆様に多大なご心配をおかけしており申し訳ございません」と僕が謝っていました。

また、去年末にトレンドマイクロが(自らも所属している)一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)のサイトを誤検知したときも「ご利用の皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。」と協会側が謝罪をしていました。

で、どちらの場合も、当事者で本来謝罪すべき側であるはずのトレンドマイクロは、世間向きには何の説明もしていません。



一般的に、こうして誤検知を受けた側が、何故か謝罪しているケースは、実は多いと思います。が、よくよく考えてみれば不自然です。

これは例えるなら、誤認逮捕をされた冤罪被害者が「誤認逮捕されてすいません」と謝って、誤認逮捕した側は何ら謝罪をしないような状態。

ちょっとこれは、あんまりだと感じます。

加えて、世間的には冤罪被害者が謝罪した段階で、問題解決済みとみなしてしまって、誤検知に絡む一連の事象は終着したと思ってしまいます。

トレンドマイクロが謝罪する機会が一度も出てきません。

誤検知を受けた際、冤罪被害者側が安易に謝罪文を公開してしまうことは、トレンドマイクロ側に反省する機会を失わせ、世間に、本当に謝罪すべきは誰かを示すチャンスを、意図せず奪っていることになるのではないでしょうか。

よっ
て、誤検知を受け、冤罪被害者としてやるべきことは、(まるで自らが悪いことをしたかのような)謝罪文を自社サイトに掲載するのではなく、トレンドマイク
ロを糾弾し、真の悪は誰かを示すこと、またこれによりどれだけ多くの作業工数・時間が人日単位で失われたかを明示することが重要でしょう。


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