INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■職業としての勇者2012年12月10日(月) 0:01:33 [さくらのブログから転記] |
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テレビで「勇者ヨシヒコ」を見ていてふと思ったんですが「勇者」って何なのかな、と。 Wikipediaには「勇気のある者のこと」と記載されているのですが、そうすると、ドラクエなんかだと、全員が勇者ってことになりかねませんからね。 特に、商人の身でありながら大魔王に立ち向かったトルネコなんて、相当な勇気があったでしょうし。 まぁ、ビデオゲームでいうところの勇者というのは、ちょっと定義が違うかもしれませんね。 特にドラクエの場合。 ドラクエ1〜4では、「主人公(プレイヤー)」=「勇者」という位置付けになっていると思います。 特に、ドラクエ3では職業性が導入されたこともあって、「勇者」という存在が強くて意義づけられたんじゃないかと思います。 もちろん、一緒に旅をする他のメンバーも、勇気のある者ではあるのですが、これらの主人公キャラの場合、メンバーたちのリーダーであり、マネージャであるという条件が付加されると思います。 ところが、ドラクエ5になると、ちょっと事情が変わってきます。 主人公は勇者ではなくて、主人公の息子が勇者となります。 「勇者」であることを確認した方法とは、「天空の武器防具を装備できたから」ということ。 神に与えられた特権を持つ人物、とでも言いましょうか。 物語中では、天空人の血を引く(ドラクエ4の勇者の血を引く)母親と、モンスターを魅了する能力を持つ父親の間に生まれたから、こういった状況になったんだ、みたいな説明がなされます。明らかに、これまでのシリーズの持つ勇者像とは異なります。 ちなみにドラクエ5におけるリーダー・マネージャの位置づけは主人公であり、最後に大魔王と対峙するのも主人公であり、なんだかんだで一番強いのも主人公なんじゃないかと思います。「勇者」の存在感は、かなり縮んだんじゃないかと思います。 ドラクエ6における「勇者」も、ちょっと変わっています。 ドラクエ6の勇者は、転職システムにおける、様々な職業の「上位職」としての、一職業にしかすぎません。 もちろん、ドラクエ6の主人公は、勇者に転職しやすいようにいくつかの調整が行われているのですが、それでも、ドラクエ6では、「勇者が一度も登場しないまま最後のボスを倒す」ことも可能です。 さて、ここまで考えて、勇者ヨシヒコに戻るわけですけど、あの勇者の定義も、けっこう曖昧ですね。 格好は「ドラクエ5の勇者の父親」に似ていますけど、物語主人公であり、意思決定者であり、メンバーを外したり追加したりもできるようでしたし、メンバーから「勇者なんだから○○しろよ」みたいなことを言われていたり、物語冒頭では石から剣を抜いていた(?)し、仏から勇者だと指名されていたし、ドラクエの各シリーズの勇者を統合したような存在というか。 (ドラクエのパロディなんだから、あたりまえなんですが) たぶん「勇者」って言葉は、昨今のビデオゲームの登場により、意味づけを大きく変えた言葉ってことになるでしょうね。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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