INASOFT 管理人のひとこと

 コンピュータ系全般から見ると、Windowsって劣勢になりつつあるらしいですね。

 

  まぁそれ以前でも、Windows Vista以降、ユーザーアカウント制御(UAC)導入により、プログラミング環境としては、かなり「やりにくくなった」感があったりしますし、だんたんとユーザー離れ、というかプログラマ離れが進んでいるのかもしれません。

 

  僕なんかは、PC98/MS-DOSから始まりWindows 32bitプログラミングへ入っていったプログラマですが、（仕事を除けば）Windowsプラットフォームにべったりとくっついてプログラミングをしているので、このままで行ったら、Windows環境と共に心中しかねない状況かなぁと危機感を感じなくもなかったり…。

 

  最近というわけでもないですが、JavaやJavaScriptのような環境を選ばないプログラミング環境も出てきたりしていますし、パソコン以外のプラットフォームとしては、iPhone, Android などの環境も出てきていますし、ネットワーク前提のアプリはサーバサイドのアプリなのでLinux系とかCGI言語とか強かったりしますし……。これからプログラミングを始めようという人には実に多用なプログラミング環境が目白押しです。

 

  まぁそれはさておきまして、仮にWindows環境がこのまま沈んでいく（廃れていく）とした場合、Windowsプラットフォームにべったりな僕であっても他の環境へ離れていかなければなりませんが、そうなった場合に何を考えていくべきか、なかなか難しい。

 

  INASOFTで現在公開しているソフトとしては、「すっきり!! デフラグ」とか「いじくるつくーる」がありますけれど、基本的にこれらのソフトウェアは、コンセプトそのものがWindows環境に根付いているものですので、「他の環境への移植」という概念そのものが通じません。まぁ、「環境をいじる」という概念はWindows以外にもあるかもしれませんが、その方法は各環境でまちまちなわけですから、そのまま移植できるわけではないわけで。

 

  「ListView to CSV」「マウスのお供」などの場合は、実装方法そのものはWindowsに依存しているものの、コンセプトそのものはWindowsに依存しているわけではないため、比較的移植はしやすいかもしれません。

 

  「疑似シリーズ」のようなジョークソフトや、葦葉製作所で頒布しているようなゲームの場合は、最も移植を考えやすい分野です。ゲームの場合、ゲーム専用のプラットフォームへの移植も考えようと思えば考えられるわけですし。

 

  しかしなんというか…。基本的に趣味でプログラミングをしたい時って「作りたいもの」…つまりアイディアが先行して、それを実現するプラットフォームを選ぶという順序になるわけですけど、プラットフォーム先行で、その上で何をプログラミングできるのかを考えるのって、なんか逆ですね。「作りたい」意識を差し置いて「ここなら何を作れるか」を考えるとなると、もはや趣味とは言いづらくなるかもしれない。

 

  でも、まぁそれはさておきまして、JavaScriptのゲームって作ってみたいですね。実は、当サイトでも以前、最も「JavaScriptを活用していた」Web版ヘルプというものがあったんですけど、これ、手持ちの携帯電話でも、そこそこ動いたりしたんです。JavaScriptの無限の可能性を感じた次第でして。

 

  （現在では、WebヘルプではJavaScriptはあまり使っていませんが、PHPを使って、携帯電話に最適化した表示を行うようにしています）

 

  JavaScriptでゲーム製作ができれば、なんにせよオールマイティなゲームが作れるんじゃないか、という気がしてくるわけでして。

 

  （もちろん、環境毎のわずかな差があって動いたり動かなかったりする物はあるでしょうけど）