INASOFT 管理人のひとこと


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■過去には、2月4日が「節分の日」だった年があったらしいですね

2022年 2月 4日(金) 0:00:00



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一般的には「2月3日が節分の日だろうな」となんとなく思っています。祝日になるわけでもないので、あまり細かく日付を意識することもないんですけどね。

過去には2月4日が「節分の日」だった年があったそうです。

Wikipediaの節分#日付に書かれていることを鵜呑みにして書いていますが、1984年までは4年に1度の閏年に2月4日だった時代があったんだそうですね。

ちなみに2021年以降、「2月2日が節分の日」になる年が度々現れるようです。(例:2021年2月2日は節分だった)

地球の公転・自転の関係で定期的な閏日の挿入があり、節分になる日は揺らぎがあります。閏日の挿入は、大まかには4年に1度ですが、100年に1度(1900年、2100年等)は閏日は挿入されません。でも、400年に一度(2000年、2400年等)には閏日が挿入されます。この関係で、100年の周期で、節分の日の揺らぎに若干のズレが生じて、400年の周期で元に戻るという動きをするわけですね。

カレンダー(太陽暦)がなぜ必要で、どんな風になっているかの知識は、そんない理科の時間というポッドキャスト番組で詳しく語られていたと思うので、詳しくはそちらを参考に。

単に、他者との関係のために、予定を合わせるために、日数の数え方にルールを設けるというだけなら、そこらへんって適当で良いのかもしれないですが、「いつ頃から種をまくと、良い感じで食べ物が手に入るのか?」という観点からすると、

  • 春夏秋冬のサイクルで1年を定め(=地球が太陽を「だいたい一回りする」)
  • 年の起点を定め(どこでもよいから1月1日を決める)
  • 起点日から何日後に、畑に種をまけばよいかを知るなど(=「夏も近づく八十八夜」は、立春から88日目に茶摘みや田に籾まきを始めるとか)

あるいは、起点日から何日後あたりには、大きな川が氾濫するとか、台風が来るとか。純粋に暑くなったり寒くなったりするとか、そんなことを知れるのが太陽暦なわけですね。

さらに、こうやってできた暦に、人間の年齢だったり、学校教育におけるグレード分け(学年)、企業の会計年度を合わせたりとかしてできているのが、現代社会における暦の使われ方ですね。

でも、地球が365回自転する周期と、地球が太陽の周りをまわる周期は微妙に合わない(0.2422日くらい合わない)ので、このままだと、だいたい4年に1度のペースで、起点日がずれ、茶摘みをすべき日も4年に1度ずつだんだんずれていってしまうことになるので、周期のズレに呼応して閏日を適切に挿入していきましょうというわけですね。

これが1582年には分かっていたってのが、なんだかすごい。

ちなみに、地球が365回自転する周期と、地球が太陽の周りをまわる周期の合わなさは0.2422日ですが、上記の閏日の挿入法では0.2425日ということにして補正しているので、これも微妙にずれが生じます。具体的には、約3221年後には合わなくなるそうなので、茶摘みをすべき日も3221年後には見直しが必要でしょうね。(参考:Wikipedia - グレゴリオ暦#精度)



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