INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■教育実習で新聞部の生徒から「今の政治に言いたいことはありますか?」と聞かれて2017年 4月20日(木) 0:00:00 [さくらのブログから転記] |
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今から15年程度前のことになりますが、母校(サイト名とよく似た名前の高校)へ、教育実習で訪れたことがあります。 職員室(便宜上そう呼びます)に設けられた教育実習生用のスペースで教材準備をしていたところ、新聞部の生徒から訪問され、いくつかインタビューを受けました。その中で「今の政治に言いたいことはありますか?」という質問事項がありました。 今だったら、「法務大臣もっとちゃんと答弁しろよ」とか「防衛大臣しっかりしろよ」とか「野党はさらにもっとしっかりしろよ」とか言っていたところでしょうか。ただ、当時、教育実習生として、ひいては高校教師として、どういう回答が適切だったのか、悩ましいところです。 高校教師としては、ある程度「政治的中立」を保った、波風の立ち得ない、安定した回答をすることが求められるかもしれないためです。 ちなみに当時は、小泉純一郎氏の政権の真っ只中でした。ワイドショー型とか劇場型とか言われる政治風景が繰り広げられており、実際のところ、中の政策論争はよく分かっていませんでしたので、「分かりやすい政治を心がけて欲しいですね」と回答したと記憶しています。 当時は無知故に、そうした回答しかできませんでしたが、今から思うと、その答えはかなり正解に近かったかもしれないと思います。 自分の政治的主張やら思想やらを語ることが高校教師として・・・あるいは教育実習生として望ましいかについては、かなり意見の分かれるところかと思います。 僕は、教育実習へ行く3年前から学習塾で講師としてアルバイトをしていましたので、「数学を教える」ことと「授業時間内での時間配分を守ること」については、かなり自信を持っていました。授業(講義)終了チャイムの±10秒程度の誤差で、キリよく授業(講義)を切り上げることができました。 そういえば、外国では、学問を教える講師は、学問を教えることの専門性のみが求められ、事務的あるいは生徒指導的な役割は、別の職員が行うといったスタイルになっているところもあると聞きます。 日本では、先生は、学問を教えることの専門性に加えて、事務的あるいは生徒指導的な役割も求められるし、部活指導も求められるし、とにかく何でもやらされる聖人君子みたいな状態が臨まれるように思えます。場合によっては、教師は生徒同士の恋愛相談すら求められます。僕の苦手とするところです。 そう考えると、自分の政治的主張やら思想やらを語ることをせず、中立以外の立場の回答をせず、とりあえず無難に回答しておくのは、ベターな回答だったかなと思えるわけです。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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