INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■降って沸く災難。降って沸いた誤検知と降って沸いたポケモン?2016年 7月24日(日) 0:44:50 [さくらのブログから転記] |
RSS配信中 | |
Twitterの方では書いたのですが、こちらには書いていなかったかと思うのでいちおう。 先日の、レンタルサーバの管理元からの誤ったウイルス検知報告に振り回されて、丸っと睡眠時間が失われるなど実害が出たことに関連し、レンタルサーバの管理元と情報共有をしておきたいとした件(7/14, 7/15)ですが、近々、さくらインターネットの担当の方に情報共有の場を設けていただけることになりました。 誤検知報告を受け取った立場としては、私も、さくらインターネットのご担当者も、同じく被害者の立場になると考えています。有意義な情報共有をしたいと考えています。 こんな感じで、誤検知は、降って沸いたように害悪をもたらし、誤検知を通報した本人は何食わぬ顔をしてどこかへ行っちゃうわけですけど、これに対して有効な防御策が見いだせればうれしいです。 まぁ、Webサイトを公開しているとか、ソフトウェアを公開しているとかいうことをしている以上、こうした被害が出てしまうのは、ある意味致し方ないところではあります。トレンドマイクロによる誤検知問題の件でも書いたように、誤検知ゼロ化ではなく事後ケアに力を入れるべきなんだと思います。 そういえば、この誤検知の件は、「Webサイトを公開しているとか、ソフトウェアを公開しているとか」で害悪が降って沸いてくるわけですけど、最近よく聞く「Pokémon Go」も、降って沸くような害悪があるみたいな話を見かけるんですよね。 Pokémon Goについては、日本発のキャラクタービジネスの有効性が確認できる事例になったことであるとか、それがもたらす経済効果であるとか、何よりも世界的に良い方向の話題性がもたらされている等、非常に興味深いゲームです。 ただその一方で、原発の敷地に侵入して退去処分を受けた人がいるとか、国境を越えて退去処分になった人が居るとか、他人の家の敷地に侵入して射殺された人がいるとか、痛ましい話も聞こえてきます。ある神社では敷地内でのPokémon Goのプレイを禁じるなどの措置もしています。 Pokémon GoのようなARを利用したゲームの場合、その熱狂的なファンが降って沸いたように害悪をもたらす範囲は、現実世界そのものになるのが気になっています。 先の誤検知の件は、「Webサイトを公開しているとか、ソフトウェアを公開しているとか」をしているという、ある種の限定的なところに降ってくる害悪です が、Pokémon Goの場合は、現実空間に暮らしているだけで降ってくる害悪ということになるので、迷惑度は一段階上です。 加えて、ジムやポケストップの解除申請が外国のサイトに行かないとできないと か。現実空間に降って沸いたトラブルの対処は、やっぱり被害者側で行わないといけない理不尽。なんだか、誤検知問題にも通ずるものがあります。そっちで運営しているゲームなんだからそっちで適切に対処しろよコノヤローとかは言えないんでしょうね。現実には。舞台が地球上の全地域だから、運営元が適切に対処できるとは思えないので。 (自分の敷地内でのポケモンの出現を食い止めるには、個別に運営元に抗議文を英語で送る必要があるとかいう話も聞こえてきており、一般人にはかなり敷居が高いですね) (ただし、Googleのストリートビューが自動的に人の顔にモザイクをかけてくれる仕掛けがあるように、自動的に私有地や原発・軍の施設などを除外してくれる仕掛けを設けてくれる日も来るかも知れません) まぁこれは、ARゲームだからと限ったものではなく、ドローンのような現実の物体もそうですけどね。ドローンが降ってくるのは、一般人の住居かもしれないし、原発かもしれないし、首相官邸かもしれない。身を守る行動を起こすのはドローンの開発元がやってくれるのではなく、被害を受ける側が行わないといけない。 そして、先ほども書いたように、害悪の提供元は事後対応にも力を入れるべきでしょうね。ウイルス対策ソフトメーカーにしても、Pokémon Goの開発元にしても。ドローンの開発元にしても。 新しいアイディアや技術に、闇雲に規制をかけてしまうのはよくありません。ただ、その新しいアイディアや技術で不幸なことがもたらされてしまった場合、その事後対応のことも考えておくべきでしょう。 そういや、さっきの射殺された人というのは、グァテマラに住む18歳の少年だそうですけど、これに対する「事後対応」って、どうなるんでしょうか。 話は戻りますが、降って沸いてくる誤検知についても結局は、被害を受ける側の対応が重要になってくると思います。被害者は身を守る行動を起こさなければなりません。さくらインターネットとの情報共有では、被害者として身を守るために、有意義な話し合いをできたらと思います。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
- 最近の更新 - |
|
3212767 (+0116)[+0348] Copyright© 2010-2024 INASOFT |