INASOFT 管理人のひとこと


フリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。
2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。
・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/
・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/
2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32]

目次 | ←前へ / 2015-10-19 00:01 / 次へ→ / 最新へ⇒

■ディレクトリ区切り記号に「¥」(バックスラッシュ or 円記号)を採用したやつは誰だ

2015年10月19日(月) 0:01:00 [さくらのブログから転記]



RSSRSS配信中
https://www.inasoft.org/



以前、ファイル名にスペースを入れられるようにしたファイルシステム設計者は狂気だみたいなことをかいたわけですが、もう一つ、ディレクトリ区切り記号として、UNIX系の「/」に対抗して「\」(バックスラッシュ、あるいは円記号)を使うようにしたMicrosoft系(?)のファイルシステム設計者も、十分に狂気ですね。

C言語の特殊記号である「\」が使われたことにより、C言語で書かれたプログラム内でフルパス名を指定しようとすると、「\」の記号を二つ重ねなければならないとか、あるいはこれは日本人のみが困ることかも知れないけど、Shift-JISの2バイト文字の2バイト目に「\」が配置される場合の配慮をしなければならないとか、このせいで発生したプログラム不良による世の中の経済に与えている損失(不具合の発生によりビジネスが停滞することや、不具合調査や、不具合解決に費やしているコスト)って、けっこう大きいんじゃないかと思いますね。

OSやファイルシステムのような、様々なプログラムやサブシステムや仕組みの基本部分の設計って、とても重要になってくることを再認識できます。

まぁ、当時、「\」記号をディレクトリ区切りに採用しようとした、(おそらく)米国人ファイルシステム設計者に、Shift-JISのことを考慮せよというのは、とても難しいことかも知れないけど、C言語の「\」記号の特殊扱いについては、問題の発生が予測できたんじゃないかなぁ…というか予測して欲しかったなぁと思うところ。




目次 | ←前へ / 2015-10-19 00:01 / 次へ→ / 最新へ⇒


目次の表示:


ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメールフィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。
当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。本ページは公開から1年半後の任意のタイミングで削除される予定です。


- 最近の更新 -



3125551 (+0642)[+0668]

Copyright© 2010-2024 INASOFT