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■一太郎とジャストシステムの今後って…

2015年 4月29日(水) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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家のメインPCとノートPCでは、ATOKを使っているのですが、一太郎を使わなくなってから、だいぶ経つような気がします。

先日、ジャストシステムから一太郎30周年記念の販売物のパンフレットが送られてきて、一太郎dashの復刻版を見て「欲しいなぁ」と思ったりしたのですが、同時の「この方向性はどうかな?」という疑問も生まれてきたり。

ちょっと前はテーマソングを作ったとか言うし、ATOKの日本語狩りが問題視されたりするし、この前も教育分野で名簿売買が発覚して叩かれたりしたし。

そんなこともあって、Wikipediaでどう書かれているのかなぁと、調べてみたりなんぞしていました。


Wikipediaの一太郎の項目によると、ジャストシステムはかつて、1メーカーに1つずつのウィンドウシステムを持って置くべしという思想を持っていたそうです。
そうやって、ジャストウィンドウやジャストウィンドウ2が登場したものの、そのためかMicrosoft Windowsへの合流に遅れが生じてしまったとかいうことが書かれていました。

最近の、一太郎の「テーマソング」を作ってみましたとか、過去のMS-DOSの一太郎dashを模倣する最新ソフトを作ってみたりと、なんだか 方向性がよくわからないところに向かって行っていて危険な感じがしている件については、すでにこんな昔からその傾向が見え隠れしていた…と思えなくも ないですね。

ただ、もしジャストシステムの提唱する、1メーカーに1ウィンドウシステムが実現していた時代が来ていたら…と思うと、それはそれで面白い世界が広がっていたかもしれません。
技術力のあるメーカーと技術力のないメーカーの格差はここで生まれてきたかもしれませんし、大企業すぎるメーカーが作るウィンドウシステムはあちこちに柔軟ではない点とか綻びが生じていたかもしれません。

MS-DOSに対する、ウィンドウシステムのライブラリを提供し、カスタマイズするだけで各社用のウィンドウシステムが作れるような環境を提供するベンダーも現れたかもしれません。

そ ういえばあの当時、ウィンドウシステムとか、ウォールシステムとか、そういった感じのGUI環境を作っている人や企業はそれなりにあったはず。MS- Windows 3.0を見て「うちならもっとすごいものを作れる/うちならもっと、シンプルだけど技術的に素晴らしいものを作れる」と思った人やメーカーはいたはずです し。

でもまぁ、結局は、力のあるウィンドウシステムに統合されて行っていたとは思います。あるいはLinuxみたいに、GNOMEやKDE等のようないくつかのデスクトップ環境の選択肢が提供されるような状況になっていたか。



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