INASOFT 管理人のひとこと

今週の4/24に、日本でApple Watchが発売されるそうです。

CMでガンガン宣伝されていますし、試しに使ってみてベタ褒めしている記事をよく見かけるし、なんだかお祝いムード一色みたいな感じになっていますね。

僕は購入するわけではないですが、記事を見ているだけでなんかうれしくなってきて、わけもわからずワクワクしてくるんですが、Twitter上で「こういうときにメリットとデメリットの両方を書ける記事こそ信頼できる」と書いている人がいまして、なるほど、確かにそうだな、と。

良いことだけのはずではないですね。

とはいえ、悪いことよりは良いことの方が圧倒的に多いはず。

iPadのときもiPhoneのときもそうだったので。

コンセプトとして、「時計型のデバイスで何ができるか」というよりは、「できないこと、やらなくていいことを、整理・排除」「iPhoneで得られた情報を精査して絞り込んでお知らせ」というのは、すばらしいことだと思います。

これはPCでプログラムを作っていても大切なことで、なんでもかんでも機能を盛り込めばいいみたいな発想で色々依頼してくる人もいるんですが、機能が多すぎること自体を嫌う人もいて、プログラムの機能はその目的に沿ってシンプルに直感的に使えるのがベストだなと思うシーンはたくさんあります。

けっこうあるんですよ。Aという機能を盛り込みたい人と、Bという機能を盛り込みたい人がいて、でもAとBは互いに相反する機能で、どうしようかと思ったら、設定機能Cを付けてAとBを切り替えられるようにしたらいい、と。で、Cを付けたら「お前のソフトはややこしいからCなんて付けるのやめろよ」と言われる、みたいな。

色んな人が使うと、こういうケンカがよく起きますね。

機能を絞り込むこと、洗練すること、多数の機能を盛り込むにしても、何度も試行錯誤を繰り返して優れたUIを作って提供すること。たまに二の次に置かれがちなデザインって、実は非常に難しいことなんですね。

（明日に続く）