INASOFT 管理人のひとこと

ここ数ヶ月ほど、なんとなく、自宅からネットに繋いだときの速度が遅い気がしていました。

ちなみに回線速度としては、理論上、というか、ベストエフォードで160Mbpsの速度が出るはずのものを使っていますので、体感的には、もっと速いんじゃないかな？と思っていました。

が、ここ数日、我慢ならないほど遅くなっており、インターネット上の速度測定のサイトで調べてみたら、500kbps程度しか出ていないことが判明。

ADSL以下か！

どうやって、プロバイダに文句を言ってやろうか…なんて思っていたところ、ふと考えてみたら、スマホを自宅の無線ルータにWi-Fi接続したときには、全く遅さを感じていなかったことを思い出しました。

これ、プロバイダのせいじゃないな…。

有線LANと無線LANで速度が違うのかと思い、古いルータを取り出してきて試してみたのですが…古いルータは故障してた！そりゃそうだ。

環境が悪いのかと思い、Windows UpdateのためにWindows 8.1環境に切り替えたタイミングで速度測定をしてみたら…25Mbpsの速度が出ていました。

どうやら、メインPCのメイン環境が悪いことが確定。

続いて、いつものWindows 7環境に戻し、いつものFirefoxは使わずに、Internet Explorerを立ち上げて速度測定してみたら…22Mbpsの速度が出てた！というわけで、犯人はFirefoxに確定。

ネットで調べてみたところ、Firefoxは使い続けていると、どんどん速度が遅くなっていくのが「当たり前」なんだそうで、アホみたいですね。プロバイダに文句を言う前でよかった。

調べていくうちに、Firefoxを高速化するためのテクニックがいくつか紹介されていました。

うちの環境で唯一効果が出たのは、履歴をすべて消すこと。

原理としては、Firefoxの中にはミニDBサーバ(SQLITE)が組み込まれており、履歴が増え続けるということは、このサイズがどんどん大きくなっていくということ。selectするにもupdateするにもinsertするにも、大きくなりすぎて重くなってしまっていた、ということのようですね。

このミニDBサーバを最適化するためのアドオンが、昔は存在していたのですが、今はなぜだか使用することが出来ず。

履歴をバッサリ全部消したら、高速に動くようになりました。

めでたしめでたし。

参考：Firefoxによるブラウジングを高速化するために，SQLITEの中身を削除または最適化する

ところで、Firefox昔は履歴の保存期間や保存数を指定できたが、今はできなくなってしまったみたいですね。SQLiteの最適化もできなくなっちゃっているし、定期的な手動操作（ファイル削除）でどうにかするしかないっぽい。

あるいは最近、Operaの開発者が新たに作り始めたという別のブラウザに乗り換えてしまうとか。ちょっと興味があるので。