INASOFT 管理人のひとこと


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■デスクトップ領域という発明品

2014年11月19日(水) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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コンピュータが誕生して以来、情報にはアドレスか番号か名前を付けて保存するようになりました。

ファイルにファイル名を付けるような感じですね。

ところが「デスクトップ」というやつ。Windowsが立ち上がって出てくる画面のアレですね。

あれもファイル名を付けるには付けるのですが、同時にアイコンの置かれている位置情報も重要なファクターになる。

デスクトップに置かれたファイル(アイコン)を探すとき、人間は暗黙のうちにその位置情報を当てにするようになる。

名前よりは位置を当てにされる。

「デスクトップ」という場所の特殊性は、人間がその内容物を探索するときに、名前よりもまっさきに位置を当てにするという点にあるんじゃないかと思う。

これはある種の発明というか革命で、人間が直感的にコンピュータを使う上で、非常に重要な要素になると思う。

同時に、テスクトップの「位置による探索可能性」は、人間を堕落させているとも言える。

デスクトップにあふれかえるゴミのようなアイコン。とりあえずダウンロード先や保存先をデスクトップにするとか、後で整理するから、後で消すからとデスクトップに「とりあえず」置かれて、一向に整理されないアイコン。

あたかも、本物の机の上(リアルデスクトップ)みたいな、未整理で汚い世界が現れる。いかにも人間らしい。堕落っぷり。

たぶん、心地よいところには堕落が現れるのは、人間の産まれ持った特徴なのかもしれない。




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