INASOFT 管理人のひとこと


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■35歳になりまして

2014年11月 7日(金) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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昨日は風邪をひいた状態で迎えた、残念な35歳の第1日目となってしまいました。
本日は35歳になってからの第2日目。相変わらず風邪をひいたままです。

土曜日からは、ピロリ菌の二次治療を始めたいので、早く治って欲しいところ。
そのためには、なるべく早めにお仕事を切り上げて退社して、ゆっくり家で休みたいのですが、なかなかうまくいかないですね。

そんな働き盛りな35歳です。下手したら死ぬかもしれないので、せめて土日はゆっくりしたいです。
来週の土日は、また夜勤ですし。


さて、35歳になって思うことは、やっぱり「昔、考えていた35歳って、もっと大人かと思っていた」ということですね。
ちなみに親や親戚に聞くと、50歳になっても60歳になっても、似たような感覚は付きまとうと話しておりましたから、それは人間の一般的な感情なのかもしれないですね。

少なくとも僕が子供の頃は、35歳にもなったら、さすがに「しっかりした大人」になっていて、仕事熱心で出世欲があり、マンガは読まず新聞を読んでいて、テレビはニュース番組を中心に見ており、携帯ゲーム機で遊ぶことなんかないと思っておりました。

実際には、まだ心は大学生くらいで止まっており、可能なら親の世話になりたくて、仕事については基本的にサボりたい一心であり(実際にはうまくサボれないけど)、出世欲なんかなくて(でもふとした拍子に主任になっちゃいましたけど)、漫画は読んでいて新聞はラテ欄ばかり見ていて、テレビはアニメ中心、携帯ゲームでゼルダでムジュラだヤッホーイと喜んでおります。

僕の考える大人って、ゲーム機は皆「ピコピコ」と音の鳴るモノまたは「ファミコン」と呼ばれるモノであると理解し、勉強の阻害要因でありやめさせたいものNo.1だと思って止まない存在でしてね。だいぶ程遠いですね。

(とはいっても、僕が子供の頃、僕の両親はドラクエとかファイナルファンタジーを真っ先にプレイしクリアしたりしていたので、ちょっと我が家は特殊なのかなぁとか考えていた感じ)

あ、でも、アレですね。
携帯ゲーム機のことは理解しても、携帯電話のゲームには完全に出遅れていますね。スマホゲームとか勉強の阻害要因でありやめさせたいのものNo.1だと思って止まないですね。たぶん、自分の娘がスマホゲームに興じて勉強を疎かにしていたら、ぶん殴るかも知れませんね。(実際には、Google Earthを拡大縮小してキャッキャとはしゃいでいたり、意味もわからずパズドラの画面をスライドしている様子を、微笑ましく眺めているだけなんですけどね)

そう考えてみると、自分が「俺は理解しているんだ」と思っているゲームやマンガの世界というのは、自分が子供の頃に存在していたゲームやマンガの世界に留まっていて、逆に自分が子供の頃には存在していなかったスマホゲームとか、あるいは妖怪ウォッチのような未知のジャンルの世界に対しては、全くの無理解です。

だから僕は、今の子供世代からしてみたら、「わたしの趣味には無頓着な大人だ」というふうに映るのかも知れません。まぁしかしそれが大人なんでしょうね。




さて、逆に、自分は大人を通り越してジジィだなぁと思う部分もあったりします。
身体能力については、確実に衰えました。

腹回りが相当でっぷりしてきました。肝臓の数値は人の5倍あります。
会社から会社最寄り駅までの行程(徒歩10分)を、5分で走り抜けたら、電車の中で20分くらい再起不能になりました。死ぬかと思いました。
公園で娘と追いかけっこをしていると、エラい勢いで息が上がります。ってか死ぬかと思います。

休日の活力は衰えました。
10年くらい前までなら、土日になったら色々遊んでやるぜヤッホーイみたいな感じでしたが、土日はグッタリしてしまうことが多くなりました。というか基本的に土日は家の用事を済ませる日であり、休みや遊びをやる日ではありません。
10年くらい前までなら、金曜日が夜勤明けなら2.5連休だぜ寝ずに遊びまくるぜ!くらいの感覚はあったのですが、現在は金曜日が夜勤だと土日は無為にすごし、唐突に月曜日を迎えます。なんだかすごくガッカリ。

あと、食べ物がたくさん食べられなくなったかも。
以前はちょっと食べ過ぎたくらいでも、お腹がパンパンになるくらいで済んでいたのですが、現在は胃液が上がってくるなど様々な現象が勃発して大変なことになります。油モノを食べた後なんかは、特に要注意。

そういえば、体力の衰えは感じるのに、風邪はほとんどひかなくなりましたね。もしかしたらひいているけど気づかないだけかもしれません。
もしそうなら、死期が一気に近づいてくるのかも。

あ、そうそう。一日一回くらいの頻度で「死」について考えることがあります。別に自殺しようとかそういうのではなくて、「自分ってどうやって人生を終えるんだろう」という漠然とした不安です。

日常生活を送っていて、死に巡り会うかもしれないシーンは様々です。道を歩いていて車にはねられるかも、スマホ見ながら歩いていて転んで死ぬかも、仕事の疲れがピークに達して駅のホームで意識を失って転落死するかも、仕事が多忙すぎて過労死するかも、エボラが日本上陸して感染死するかも、自宅に居て飛行機が落ちてきて死ぬかも、富士山が噴火して噴石で死ぬかも、東海地震が起きて家が倒壊して死ぬかも、等々...

そうしたとき、自分が今、やっている仕事はどうやって誰が引き継いでくれるのかな?とか。思ったりします。
後輩が、あるいはパートナー会社の人が、ほどよく引き継いでくれるか?そのための情報は、先輩や上司は持ってくれているか?そのための連絡と報告は日々やっていたっけ?コレって自分だけの俗人作業になっちゃっているよな。でも他社にこれを説明するとしたら1週間はかかるだろうな。自分が全部やっちゃえば1日で終わるのに…あ、これって過労死の一歩手前の考え方かな?とか。

自分の奥さんとか子供は路頭に迷うのかな?保険は十分だったっけ?家のインフラ(無線LANルータとか)は誰かメンテナンスしてくれるんだろうか?電気電話ガス水道インターネットなどの契約周りは大丈夫だろうか?

そうなったら、自分が契約しているレンタルサーバやドメインについては、誰が解約してくれるんだろうか?もしかしたら誰も気づかず延々と銀行口座が空になるまで引き落とし続けられるんだろうか? 逆にとっととドメインが止められてしまったとして、自分の作ったフリーソフトは誰かが使い続けてくれたりするのだろうか?ダウンロードできなくなったら困ったりしないだろうか?窓の杜とかベクターは、自分が死んでもフリーソフトのダウンロードを続けてくれるんだろうか?とか。

たぶん、ベクターは、作者死亡しても配布は続けてくれそう。
窓の杜は、作者サイトが消えると、内規により配布停止になるはず(正確には、窓の杜は、自身を非オリジナルサイトと扱っているはずなので、窓の杜以外の主要サイトによる配布が停止すると、窓の杜も配布を停止するはず)とか。

自分の死って、自分のソフトを使っている人へはどうやって伝えられるのだろうか? 1フリーソフト作者の死が新聞に載って大きく広められることもないだろうし、そもそも、そういった情報がネット上に出てくることもないだろうし。もしかしたらネットに顔がきくような僕の友人が広めてくれるかも知れないけど。

そういえば、自分が突然死んだとしたら、会社にはどうやって自分の死が伝わるんだろうか?とかそういう根本的なところも気になったり。

そんな感じで、一日一回くらいの頻度で「死」について、漠然と思いを巡らすことがあったりします。やっぱりそういうのって、自分が35歳っていう年齢に到達したからこそ訪れた思考形態なのかなぁと思ったりします。


ちょっと真面目な話になっちゃいましたけど、やっぱり、年齢相応に変化しているのかなぁ。と思った、35歳の誕生日でした。




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