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■すっきり!! デフラグとウイルスバスターが競合分野であると聞いたわけですが…?

2013年 2月 3日(日) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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トレンドマイクロのウイルスバスター連続誤検知問題について、陰謀論めいた仮説を聞くことはありました。まあ、僕自信は、これが誰かによる陰謀だとはあまり思いたくないという気持ちが強いわけですけどね。

で、その陰謀論の一つに、すっきり!! デフラグとウイルスバスターが競合分野であるというものがありました。

しかし、デフラグはディスク上の断片化を解消するツールで、ウイルスバスターはコンピュータウイルスを駆除するツールです。接点がありません。どういう意味のか、わかりませんでした。

で、どういう意味なのか確認してみることにしました。すると、次のようなことだったみたいです。

「ハードディスクの調子が悪い時は、○○すれば調子がよくなる」と初心者の人は思いがちです。

もちろん「調子が悪い」なんて曖昧な言葉は、その時、その人によりまちまちに解釈されます。

読み込みが遅い、読み込みエラーが起きる、なんだかわからないけど思い通りにならない等々。何でもよいと言えます。

一昔前、「ディスクの調子が悪ければ、デフラグをかければなおる」なんて言われた時期がありました。もちろん、半分は事実ですが、半分は嘘です。

断片化が原因でアクセス速度が低下していて、それを「調子が悪い」と呼んだならば、それは事実です。

しかし、大抵はディスクに傷が付いていたり、磁気が壊れていたりするなどが原因になっていることが多く、この場合、デフラグをかければ、ディスクにトドメを刺す結果となります。

ただ、ここで重要なのは、「ディスクの調子が悪ければ、デフラグをかければなおる」と信じられているという点のみです。

次に、最近の発想で、「ディスクの調子が悪ければ、ウイルスのせいだから、ウイルス対策ソフトを入れれば治る」というものがあるそうです。

まあ、これが真実かどうかは、調子の悪い原因が、コンピュータウイルスのせいかどうかによるのですが、そんなことはどうでもよく、「ディスクの調子が悪ければ、ウイルスのせいだから、ウイルス対策ソフトを入れれば治る」と信じられていることが重要です。

というわけで、一見関係の無さそうな二つの分野が、「ディスクの調子の悪さを直してくれる」という都市伝説的事象により、競合ソフトになってしまいました。

なるほど。こう組み立ててみると、何となく、説得力のあるもののように感じられるのが不思議です。



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