INASOFT 管理人のひとことフリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。 2021年1月1日より、旧ブログ(blog.inasoft.org)からお引越ししました。 ・INASOFT Webサイト: https://www.inasoft.org/ ・管理人のふたこと(長文記事/寄稿文): https://www.inasoft.org/talk/ 2022年7月下旬より再び本業多忙化してきているため、更新頻度は落ちます。 [2022/7/24 19:32] Tweet ■ジェネレーションギャップを感じるとき2011年12月 4日(日) 9:42:53 [はてなダイアリーから転記] |
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先月上旬に32歳になりました。もう立派なオッサンと呼ばれる年齢かなぁと、酒を飲んで二日酔いになる度に思ったりします。 はい。 さて、今日のお題は「ジェネレーションギャップを感じるとき」なわけですけど、仕事でジェネレーションギャップを感じるなんてのは普通のことなんで、ここでは取り上げません。趣味の世界での話を取り上げたいと思います。 身近な話だと、フリーソフトを作っていると「最近の流行のソフトって…」ってのがありますね。 前も書いたかも知れませんが、僕がフリーソフトを作っている全盛の時って、普通に、スタンドアロン前提の、Windows用のソフトウェアを作るのが当たり前でした。ってか、あんまりそれ以外の発想も無かったし。 しばらく経って、IEコンポーネントをベースとした、フリーのブラウザソフトが全盛になりました。 IEがver.6までの時代、Windowsの一般的なブラウザには、今では当たり前のように付いている「タブ機能」がありませんでしたから、フリーソフトがそこら辺をカバーしていたんですね。 で、今は、というと、ネット接続前提の、Web APIを発行するようなソフトウェアが一般的になっていると思います。Twitterクライアントはもちろんですが、ゲームを作っていても、各ステージをクリアしたらTwitterにつぶやく機能を付けるだとか、そもそもゲームのプログラム自体がネットの向こう側に置いてある、なんてこともあります。 HTML5やJavaScript等、ブラウザ上でゲームを実現する仕組みも整ってきていますしね。 そんなところで、ジェネレーションギャップを感じたりします。まぁこれは、ジェネレーションギャップというより、「世間」と「僕の古い考え」の間のギャップであるとも言えるかも知れません。 というわけで、ここでは、「世間」と「僕の古い考え」の間のギャップってことにして、話を進めていきましょう。 次に趣味の世界でギャップを感じることとしては、いわゆる「同人ゲーム」というものの考えですね。 僕にとって、同人ゲームは、作ることもプレイすることも「趣味」であり、全体を通して楽しい感情を抱かせるものであったわけですが、最近、どうもそうではないことに気づきました。 夏コミ・冬コミに向けて期限を切って忙しく物作りして、オリジナル作品を作って、でもあんまり売れていなくて、同人ショップ委託でも名称に「東方」の名を冠していないから委託できなくて? あれあれ? おかしいな?と。 「ものが売れない」「委託できない」というのは、単純に「今世間が求めているものを作れていないから」ということになります。 これは趣味の世界であっても、企業の世界であっても同じことです。一昔前の発想で物作りをしていたら、昔は売れても、今は売れない。世間は厳しい。それだけのこと。 世間に付いて行けない者、変革をしない者、変革のスピードを鈍らせた者は、時代から置いて行かれる。結果として、ものが売れない、売れ残る。 いや、まぁ、これが本業で、お金を稼ぐことをメインに考えているのなら、変革のために、苦い思いをしてがんばろうって気も起きようってものですが…。 別に、ものが売りたくて作っているわけではないですからね。もちろん、お金が手に入れば、その日のお酒はおいしくいただけるでしょうけど。 僕にとっての同人とか趣味って、そういうことではない。 だから、「世間」と「僕の古い考え」の間にギャップがあることに気づいても、それをどうにかしようって気が、あんまり起きてこない。 それに、今って、コミケや同人ショップに行っても、見渡す限り東方二次創作ばっかりが並んでいる状況なんですが、これ自体、あまり好きじゃないんです。 もちろん、東方プロジェクト自体は僕もプレイしますし、ファンではあるんですけど、その二次創作ばかりが、所狭しと並んでいる状況って………あー、なんというか、心がギシギシ痛んでくるような感覚になってくるんです。 別に「今の同人がおかしい」と思っているわけではありません。全体から見れば、むしろ僕みたいな考え方の方が「おかしい」方に分類されるんでしょう。 「今の若いやつは…」と声高に叫びたいわけでもありません。ただ、周りの人と趣味が合わなくなってしまった。自分の考えた古くなってしまった。そんなことを、感じ取ってしまった。 このジェネレーションギャップって、ちょっと悲しいものだな、と思えてきた32歳です。 Posted by 通りすがりC at 2011/12/04 18:38:21 > 見渡す限り東方二次創作ばっかりが並んでいる状況なんですが、これ自体、あまり好きじゃないんです。 > その二次創作ばかりが、所狭しと並んでいる状況って………あー、なんというか、心がギシギシ痛んでくるような感覚になってくるんです。 私はイラストサイトを見たりするのですが、そこでも、(東方に限らず、あらゆる作品の)二次創作に溢れていて、「折角、"創作"環境があるのだから、オリジナルで行けばいいのに」と思うことがあります。(まあ、描き手にしたら、「"同人活動だからこそ"好きな作品の二次創作をするんだ」ってことかもしれませんが) やっぱりモノを作れば、誰でもクリエイターの端くれであるのですから、折角なら、自分にしかできない、「オリジナル」を作っていってほしいなあ、と思います。「『オリジナル』を作っていかなければ、創作の世界は発展しない」と、私は思っていますので。 Posted by ayacy at 2011/12/05 12:04:46 たしかに、作品を愛するが故に二次創作するってのもあるでしょうね。「創作」だけど「二次」とは、また人間は聞こえのよい便利な言葉を生み出したものですね。 目次の表示: ブログではないので、コメント機能とトラックバック機能は提供していません。ご質問・ご意見等はメール、フィードバックまたはTwitter等からお願いします。いただいたご質問・ご意見などは、この「管理人のひとこと」の記事に追加、あるいは新規の記事にする形で一部または全文をそのまま、あるいは加工させていただいた上で、ご紹介させていただく場合があります。 当サイトでは掲載内容による不具合等に関する責任を持ちません。また、内容の正確性についての保証もありませんので、情報をご利用の際は、利用者の自己責任で確認をお願いします。 |
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